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「気になる マツダ」 その1

2019/10/06

10月になり夜風はすっかり涼しく秋めいてきましたが、晴天の昼間はまだまだ暑い日が続きます。

週末には台風も来るようですし、寒暖の差に体調を崩さぬよう、皆さんどうかご自愛下さい。


クルマも季節の変わり目の変化にご留意を! 朝晩の温度が下がりやすいこの季節、

温度の低下とともに3年以上使用しくたびれたバッテリーは始動能力も低下してきます。

車検&点検の際には高性能バッテリーテスターで点検を実施していますが、

朝一番のエンジンの掛かりに元気が無いと感じる場合は無料点検致します。

どうぞお気軽にお立ち寄りください~!


さて、標記の「気になるマツダ」についてですが… 気になるんです~(笑)

たとえが悪いかもしれませんが… 

「野暮ったかった田舎の娘さんがすっかり見違えり、美しく知的なレディになられた」 

とでも言いましょうか。


昔は中古相場が安くマツダ以外での下取りがあてにできないことから「マツダ地獄」と揶揄され、

長らく3流のイメージが付きまとっていたメーカーでした。

フォードと資本提携していた時のクルマはデザインも作りもアメリカンで大雑把なクルマばかりで、故障も多かったです。


ところが、フォードとの資本提携を解消して、自主独立の道を探り始め、トータルな性能を考慮したクルマ作り「スカイアクティブ」を唱え始めたころから独特な存在感を示し始めました。

他社には無い、低圧縮比ディーゼル、人車(馬)一体のドライブフィール、拘りのデザインなどなど…

特にデザインと質感に関してはどんどんと磨きが掛かっていると感じます。


世界の市場規模からすると一つの弱小メーカーに過ぎないマツダが、将来にわたって生き残ってゆく為に選んだ道。

自分が感じたマツダというメーカーの今について、正直な印象を以下に述べてゆこうと思います。


本題のマツダに入る前にちょっと寄り道。

自分の全くもって主観的な好みの変遷について、ひとこと ふたこと… 


BNR32スカイラインが最高!! で、これからも大切に動態保存してゆくのは当たり前ですが、

以前は根っからの日産党で、日産に就職したほどだったのですが、バブル崩壊後の日産には

ドキドキ&ワクワクするクルマが無く、「技術の日産⇒コストカットの日産」を感じており、

ちょっとばかり失望しています。


ただ、先日発表されたマイナーチェンジの「スカイライン400R」はちょっとだけ自分の吟線に触れました。

 

405馬力のカッコイイ!セダン。これだけで充分な魅力ですが、500万円半ばの価格は頂けませんね (笑)


昨今、クルマ好きに支持されるメーカーと言えば スバル。

現行WRX-STiの限定車EJ20ファイナルエディションはちょっと気になります…


しかしながら、平成半ばからずっと気になっていたクルマ それは…

「スバル フォレスター」。 その中でも昔の「2.5 STi」は大のお気に入りでした。

 

渡良瀬遊水地で行われたこの型の次のモデルの試乗会でちょうどよい大きさや使い勝手がすっかり気に入り、

STiバージョンの登場を心待ちにしていましたが… モデル末期に登場したのは TSバージョン?!

何とも不完全燃焼な名前で馬力も低下、ブレンボも無く、雰囲気だけのクルマは吟線には全く触れません。

その後のモデルでもSTiバージョンは無く、デザインもアメリカを指向し、アメ車っぽくなってしまいました。

現行モデルは大きさも大きすぎ、ターボモデルも無くなり、ほぼアメ車。

もはや… 興味の対象外となりました。


今の世の中、馬力とか、スパルタンではなく、スポーティーは雰囲気くらいで、経済性や実用性、

安全性が重視されるので大人しいクルマばかりになるのは致し方ないことのかもしれません。


同じSUVとして、ニッサン 「ムラーノ」「スカイラインクロスオーバー」もちょっと気になりました。

カタチは気になっていたのですが、どちらも縁はありませんでした。

  


そして、時は流れて~ ちょっと大きいですがカッコ良い… 海外で売られていて日本導入を期待したクルマ。

それが、スバル「アセント」と新型「スカイラインクロスオーバー」ですが、両方とも導入予定は無いそうです。

アセントは堂々としたスタイリングに大きすぎない排気量の2.5Lターボの組み合わせが魅力的。

インフィニティQX50(スカイラインクロスオーバーの新型⁈)は「世界初 可変圧縮比ターボエンジン」が採用され、

スタイリングもまずまずです。 しかしながら、右ハンドルとして日本で売られないことには難しいです。

 


SUVにあこがれ続けて十数年、ふとした切っ掛けで… 目にしたのが 「今の マツダ」です。

それは4月、東習志野の日立のお花見会場の新車展示会で配られたポップコーンに引き寄せられて~

初めて目にする 今の マツダ CX-8 の本革仕様 は

横に佇む フォルクスワーゲン ティグアン より 遥に上質で気品にあふれていたのです・・・

(昨年、お客様にCX-8を紹介販売させて頂いておりましたが、内装は初めて見ました。)

 

横から見た伸びやかなウインドウデザイン、上質な内装もたまりません。

 

ちなみに ティグアンRline こちらも迫力がありますが、見て触れると… 完全に負けているかも。(個人の見解です)


ちょっと前からマツダのデザインが変わってきていて、若者中心にカッコいいクルマと言えば「マツダ」

と言われているのは知ってはいましたが、「きっと、カッコだけだよな~♪」と 勝手に思っていました。

ところが、入庫したクルマのドアの内貼りひとつとってもかなりコストを掛かけて拘って作っているし、

旅行先のアクセラのレンタカーは、走り始めた瞬間に足回りのレベルの高さ(コストが掛かっている)を感じました。 

 

左 奄美大島にてレンタカー       右 美しいコンセプトカー


そして、前述のデザインについて… 

やはり、デザインはクルマの売れ行きを左右する非常に重要な要素のひとつだと思います。

各社にプロフェッショナルなデザイナがいてそれぞれに素敵なイメージスケッチをされることと思いますが、

実際にそのデザインを立体化して生産する、モデラーの力量や生産技術の高さは業界屈指ではないでしょうか。

 

左はマツダ3のコンセプトモデルとなった魅ですが、このボディラインに近いクルマが市販されました。

ウエストライン(窓の下側のライン)がもっと水平基調だったら… もっと美しかったと自分は思います。


また、マツダを見直したもうひとつのこだわりは… 今大注目の安全装備に関してです。

安全ブレーキは車線逸脱防止や側方車両警報、前後誤発進防止、前後接近車両警告、ドライバーモニター…

理想的なドライビングポジション、エンジンを含むトータルでの車両姿勢制御などなど・・・

考えられるあらゆる種類の先進安全装備が車格の上下に関らず採用され、

他の国産メーカーには無い年次改良によってどの車種にも常に最新の技術が反映されています。



マツダが目指す先とは… モデルチェンジごとに質感&価格⇒価値を向上させ、

いつしかメルセデスベンツ&BMWと並ぶプレミアムブランドへと成長したかつてのアウディのように・・・

マツダもプレミアムメーカーへと脱皮を図ろうとしています。


ただ… 車を設計&製作する立場のメーカーは意識も変わっていると思いますが、

実際にお客様に車を販売するディーラーに於いてはもっともっと変革が必要だと感じます。


自分が感じたことを率直に述べますが、黒を基調とした高級感のある新店舗ではお店の雰囲気はもちろん

社員の意識も多少変わってきていると感じましたが、白地に青の旧来の多くの店では何も変わらず、

ただ単に値引きが厳しくなり、社員がぶっきらぼうになっただけと感じてしまいました。

 


今やプレミアムブランドの代名詞となったレクサスでは、高級感あふれる店舗はもちろんですが、

ブランド立ち上げ時には各販売店からの選りすぐりのスタッフに対して、所作や応対に留まらない

レクサスというライフスタイルについての徹底的なブランド教育がなされたそうです。

(とはいえ、レクサスのクルマのデザインは、ブランド価値を見失ったかのような迷走状態だと感じます。)


そんな、変革途上のマツダではありますが、日本の自動車業界が競争の激しい世界で生き残ってゆくためにも

マツダやスバルのような 唯我独尊 的なメーカーが必要だと思います。


クルマ好きの皆さんと話していて、「最近のクルマって全然つまらないよね~」と盛り上がることがありますが、

どこかの歌詞にあったように…「きれいな指していたんだね~♪」みたいなイメージで、

マツダに対して ふと、「あれ、何だか良くない?!」 「ちょっと応援したいなぁ~」

そんな思いを 感じ始めています。


次回のブログでは、私事のその後の展開についてお話してみたいと思います。

では、また。


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