先日放映された ”NHK プロフェッショナル 仕事の流儀” を見ました。
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/1207/
今回のプロフェッショナルは・・・ なんと! ”自動車整備士”
広島県福山市の小山自動車の自動車整備士、小山明さん(72)&博久さん(64)
以下、NHKサイトより
一徹に直す、兄弟の工場 自動車
広島に「神の手を持つ」と評され
エ
県の内外から
しか
半世紀に渡り二人三脚で歩ん
二人の工場の歴史について、
(自分が覚えている範囲で簡単に& プロフェッショナル仕事の流儀 風に・・・)
父親が創業した自動車整備工場、当初は父と兄の他に3人の従業員がおり、
主に法人客相手の仕事をしていたものの単価が低く、ゴマすりも必要だった。
体を酷使して働けども生活が楽にならない状態が続いた。
兄の後を追うように弟も自動車整備の道へと入った。
弟が驚いたのは、朝から夜中まで体を酷使し神経をすり減らし働く兄の姿だった。
弟の担当の故障修理は難しいものも多かったが、兄は決して急かすことなく、
じっくりと仕事に向き合わせてくれた。そのおかげで弟は技術を磨いていった。
父の引退後、後を継いだ兄が法人の仕事をやめるという大きな決断を下す。
当然、経営は苦しくなり従業員は兄と弟だけとなってしまったが、ここから逆転劇が始まる。
技術を磨くために参加し活躍したレース活動。そのレースでの素晴らしい実績により、
参加車両や参加者の愛車等のメンテナンスが津々浦々より持ち込まれるようになる。
その直後、兄弟を試練が襲う。兄が体を酷使しすぎて喘息で倒れ入院した。
弟は工場を必死に切り盛りしながら心に誓った。必死に頑張ったその1年後、
博久さんの手がけた車が全日本選手権で1位から4位まで独占する快挙を成し遂げた。
真っ先に兄に電話した兄の返事は「そうかよかったな」とそっけなかったが、胸の内は違った。
あのかわいかった弟が今や工場を支える大黒柱になった。 兄弟ふたりだから頑張れた。
さらに、エコカーの時代が必ず来ると予測し、故障診断に力を入れて整備を行ってきた。
ほぼ全ての国内・海外メーカーの診断機を完備し技術や機材への投資は惜しまない…
自分は番組を見終えて、ちょっとした感動をおぼえるばかりでなく、ホッと安堵を感じました。
まずは技術に仕事にとことんこだわる。そればかりでなく、仕事に心を込める。
そんな二人の仕事への取り組み方や進む方向、こだわり・・・
それが自分の目指すものと同じだということが嬉しかったです。
昨今の自動車技術の進化のスピードの速さに、自動車整備業の将来への不安を感じていましたが、
小山兄弟の年齢を重ねても努力を重ねて最先端を歩む姿に勇気をもらいました。
自分はようやく40台半ば。 まだまだ。もっともっと。
これからも一層の努力を重ねて、技術に、クルマに、
そして何よりもお客様に向き合いながら精進を重ねて行きたいと心に誓いました。
堀田 聡