今日は千葉日産での技術講習会に参加してきました。
今回の教材はエクストレイルハイブリッドで、いろいろと深い話を伺いましたが…
一番知りたかったのは… これ以外のこと。
そう、新型セレナに搭載される自動運転(正確にはドライバーの運転補助装置)である
”プロパイロット1.0” についてです。(オートパイロットではないのでご注意を!)
自分も年を重ねるごとに長距離運転が辛くなってきたので大いに期待していますが、
このプロパイロット1.0は高速道路の同一車線を自動走行することが出来ますが、
あくまでもドライバーの補助装置という位置づけで、運転の主体者はあくまでもドライバー。
当然、全責任はドライバーにあります。
今までにあった技術の組み合わせ(クルーズコントロール+自動ブレーキ+車線逸脱アシスト)
の制御を熟成させて自動運転を実現している訳ですね。
ドライバーがハンドルを握っている時だけ作動するので、
ハンドルを離してしばらくすると警告表示⇒作動中止となるようです。
2018年にはリヤカメラを含めて車線変更も可能な”プロパイロット2.0”が、
2020年には市街地での走行も可能な”プロパイロット3.0”が登場の予定です。
2020年のオリンピック開催に向けて… これから先の技術の進歩が楽しみですね!
(現在の自動運転はイスラエルの企業モービルアイが制御技術を独占しかかっています。
いろいろなメーカーがモービルアイと共同開発することでますます技術が集積される。
日本メーカー自身も、もっともっと頑張ってほしいです。)
とはいうものの、絶対は無いのが機械の世界。
つい先日、アメリカに於いて電気自動車のテスラが自動運転中に死亡事故を起こして話題となりました。
(画像はテスラ社HPより)
テスラのシステムは日産のセレナより一歩進んだレーンチェンジや自動駐車を可能とする高度なシステムですが、
右折するトレーラーが背景に溶け込み認識できなかったことと、ドライバーがDVDを視聴していたことで
事故が起きたのではないかとみられています。
HPでは、あくまでも運転の補助装置であり、自動制御が出来ない場合はドライバーがカバーするとなっています。
今回の事故のポイントはイロイロですが、
自動運転が悪い… ドライバーが悪い… ではなく、
この事故の経験をこれから先の進歩に生かしてゆくことではないでしょうか。
大切なこと。 それは… 機械の進歩に伴って人間が退化してはならないということ。
普段の運転や生活についても同様で、機械に頼りすぎて油断すること無く、
人間としての感性や感覚を大切にしてゆくことが重要だと思いました。
以下、新型セレナ プレカタログ 抜粋