今日の午後は スズキの技術講習会 へ行ってきました。
本日のテーマは・・・
①新型 ラパン
②新型 自動ブレーキ (デュアルカメラブレーキサポート)
いろいろと興味深い話もありました~
①新型 ラパン
このクルマの最大の売りは、言わずもがな カワイイ スタイル & おしゃれな 内装 です。
このスタイリング! AUDI 出身のデザイナーによるものだそうです。
スッキリしているところが現代風。 吟線に響く女子も多いのではないでしょうか。
自分的には、このクルマのスポーティーモデルがあっても面白いのでは・・・
そうそう、名前は ルパン RS とか (笑)
内装は 木目テーブルっぽいインパネや
パイピング装飾のシート(3種類あり)が ポイント。
マイルームにいるようなくつろぎ感が演出されています。
メカニックとしての視点で見ると…
このクルマから採用! の目新しい新技術はありませんが、着実に進化しています。
まず、新型アルトから採用された最新プラットフォーム(クルマの土台部分)は
高張力鋼版の使用や構造の見直しで120㎏もの軽量化が図られています。
形状もすっきりしていて合理的で美しく見えます?!
それに伴ってタイヤ空気圧も280Kpa⇒240Kpaへと減少しています。
当然、燃費や乗り心地の向上にも一役買っています。
クルマにとって、軽いことは正義なんです!(その他必須事項はありますが…)
いろいろとありますが、ナビゲーションも進化しています。
テーブルに置いたiPadminiみたいです。(上の2画像はネットより拝借しました)
車輌連携といって、燃費情報やエコスコア、警告(メーターの警告灯のような)が
表示されたりします。 そして、全方位モニタといって、日産のアラウンドビューの
ような機能も搭載されました。
そうそう、このナビゲーションシステムはアメリカのプレミアムオーディオメーカー
”ハーマン" 製なんです。 ということで、今までの純正ナビのように単体を取り外して
ナビメーカーに修理に出すということは出来ず、丸ごとASSYの交換が必要です。
ちなみに、お値段は¥147,000-(税別)だそうです。 壊れないといいですね?!
また、ミラーをぶつけたりして交換する場合はカメラ+ミラーとなり、
同時に全方位モニターの再セッティングが必要となるので、痛い出費となります。
長くなってしまったので、そろそろもう一つの話題
②新型全自動ブレーキ(新型スペーシアに搭載のマルチカメラブレーキサポート)について。
スバルのアイサイトと同様のシステムですが、きっと欧州のメガサプライヤー供給かな。
今までのレーダーブレーキサポートは初期型では自動ブレーキの作動が5~30㎞/h、
レーダーブレーキサポートⅡでは、それに加えて警報機能が搭載。 そして…
今回のモデルでは自動ブレーキの作動が5~100㎞/hとなったばかりでなく、
車線逸脱警報やふらつき警報、前車発進お知らせなど、機能も大幅に充実しています。
これだけ充実の内容ですが、メーカーオプションのお値段はなんと7万円! お値打ちです。
実は。。。 いいことばかりでないのが世の常。
このステレオカメラシステム。もの凄くデリケート。
視野の鮮明度やクルマの傾き等に厳密なため、タイヤを交換する場合は必ず4本同時。
もちろん、車高調整式サスペンションは厳禁。ワイパーブレードや撥水コーティングは
必ず指定の純正品の使用が指定されています。
また、ガラス交換の際にはシステムの再セッティングが必要で、ガラス交換費用に加えて
再セッティング費用(約25000円)が別途かかります。
再セッティングは診断コンピューターに加えて、専用チャート模様の描かれたスクリーン
(79000円もするので、ディーラーでも使いまわし予定とのこと)が必要だったりと、
とても手間ひまが掛かるんですね~。
<車種専用でめったに使わない工具を ディーラー用語で "トッコウ” といいます。
なんだか凄く俗悪な響き(笑) もちろん、特攻でもなければ、特高でもありません。
特工(特殊工具)の略称ですが、最近そういうのが増えているような気がします。>
万が一、レンズの表面を触ったり、カメラに衝撃を加えた場合は、、、
即、カメラ交換だそうです。 絶対触れる人が出ると思いますけど…
便利に進化する世の中ですが、メリットと同時にデメリットも存在します。
世の中のその様々なもの、その仕組みをちょっと掘り下げて知ることで、
新しい視点を持つことが出来ると思います。
そうそう、
読まずにしまってある クルマの説明書。たまには目を通してみませんか(笑)