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こんなクルマ ”スズキ ラパン”

2015/06/16

 今日の午後は スズキの技術講習会 へ行ってきました。

本日のテーマは・・・

①新型 ラパン

②新型 自動ブレーキ (デュアルカメラブレーキサポート) 

 

いろいろと興味深い話もありました~


①新型 ラパン 

 このクルマの最大の売りは、言わずもがな カワイイ スタイル & おしゃれな 内装 です。

 

このスタイリング! AUDI 出身のデザイナーによるものだそうです。

スッキリしているところが現代風。 吟線に響く女子も多いのではないでしょうか。

自分的には、このクルマのスポーティーモデルがあっても面白いのでは・・・

そうそう、名前は ルパン RS とか (笑)

 

内装は 木目テーブルっぽいインパネや 

パイピング装飾のシート(3種類あり)が ポイント。

マイルームにいるようなくつろぎ感が演出されています。


メカニックとしての視点で見ると…

このクルマから採用! の目新しい新技術はありませんが、着実に進化しています。


まず、新型アルトから採用された最新プラットフォーム(クルマの土台部分)は

高張力鋼版の使用や構造の見直しで120㎏もの軽量化が図られています。

形状もすっきりしていて合理的で美しく見えます?!

 

それに伴ってタイヤ空気圧も280Kpa⇒240Kpaへと減少しています。

当然、燃費や乗り心地の向上にも一役買っています。 

クルマにとって、軽いことは正義なんです!(その他必須事項はありますが…)


いろいろとありますが、ナビゲーションも進化しています。

テーブルに置いたiPadminiみたいです。(上の2画像はネットより拝借しました)

車輌連携といって、燃費情報やエコスコア、警告(メーターの警告灯のような)が

表示されたりします。 そして、全方位モニタといって、日産のアラウンドビューの

ような機能も搭載されました。

そうそう、このナビゲーションシステムはアメリカのプレミアムオーディオメーカー

”ハーマン" 製なんです。 ということで、今までの純正ナビのように単体を取り外して

ナビメーカーに修理に出すということは出来ず、丸ごとASSYの交換が必要です。

ちなみに、お値段は¥147,000-(税別)だそうです。 壊れないといいですね?!

また、ミラーをぶつけたりして交換する場合はカメラ+ミラーとなり、

同時に全方位モニターの再セッティングが必要となるので、痛い出費となります。


長くなってしまったので、そろそろもう一つの話題

②新型全自動ブレーキ(新型スペーシアに搭載のマルチカメラブレーキサポート)について。

スバルのアイサイトと同様のシステムですが、きっと欧州のメガサプライヤー供給かな。

今までのレーダーブレーキサポートは初期型では自動ブレーキの作動が5~30㎞/h、

レーダーブレーキサポートⅡでは、それに加えて警報機能が搭載。 そして…

今回のモデルでは自動ブレーキの作動が5~100㎞/hとなったばかりでなく、

車線逸脱警報やふらつき警報、前車発進お知らせなど、機能も大幅に充実しています。

これだけ充実の内容ですが、メーカーオプションのお値段はなんと7万円! お値打ちです。

実は。。。 いいことばかりでないのが世の常。

このステレオカメラシステム。もの凄くデリケート。

視野の鮮明度やクルマの傾き等に厳密なため、タイヤを交換する場合は必ず4本同時。

もちろん、車高調整式サスペンションは厳禁。ワイパーブレードや撥水コーティングは

必ず指定の純正品の使用が指定されています。


また、ガラス交換の際にはシステムの再セッティングが必要で、ガラス交換費用に加えて

再セッティング費用(約25000円)が別途かかります。

再セッティングは診断コンピューターに加えて、専用チャート模様の描かれたスクリーン

(79000円もするので、ディーラーでも使いまわし予定とのこと)が必要だったりと、

とても手間ひまが掛かるんですね~。 

<車種専用でめったに使わない工具を ディーラー用語で  "トッコウ” といいます。

なんだか凄く俗悪な響き(笑) もちろん、特攻でもなければ、特高でもありません。

特工(特殊工具)の略称ですが、最近そういうのが増えているような気がします。>


万が一、レンズの表面を触ったり、カメラに衝撃を加えた場合は、、、

即、カメラ交換だそうです。 絶対触れる人が出ると思いますけど…


便利に進化する世の中ですが、メリットと同時にデメリットも存在します。

世の中のその様々なもの、その仕組みをちょっと掘り下げて知ることで、

新しい視点を持つことが出来ると思います。


そうそう、

読まずにしまってある クルマの説明書。たまには目を通してみませんか(笑)


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