忙しい時期のお客様のご来店、同じ車種の入庫、事故車両の入庫、バッテリー交換~
不思議なもので~ このようなことって 重なります。
仕事や保険試験やその他の役職など… いろいろと重なり忙しかった5月が終わり、
6月に入ってようやく時間が出来ました(逆にひまとも…) 超 久しぶりにブログの更新です。
エスティマHVの車検も連続しましたが、印象的だったのはBMWミニの連続入庫。
以前、同じ日にクーパーSが3台連続で来社(全くの偶然)して驚いたことがありますが、
今回の2台は殆ど同じ故障&劣化だったのがすごく印象的でした。
BMW MINI. クラッシックミニを現代に蘇らせたBMW初のFF(前輪駆動車)です。
現在のモデルはBMWミニの3代目。キープコンセプトなので、イメージは似ています。
とはいえ、初代BMWミニの発売時期は2001-2006年。 そろそろ故障や劣化が出てくる年頃です。
せっかくなので、ミニのウイークポイントを…
①電動油圧パワーステアリング?!オイル漏れ。 誤字ではありませんよ~。
日本車のような電動パワステでもなければ、昔ながらの油圧パワステでもありません。
電動ポンプで油圧を発生させて油圧でアシストするパワーステアリングです。
操舵フィーリングにこだわったのか、エネルギー効率を考えたのでしょうか。
3本の油圧配管(ホース)が使われていますが、3本とも漏れます。
排気系の熱が影響しているのでしょうか。
部品代もなかなか。2015年5月で、ざっと、1+3+5万円位です。
ちなみに、油圧を発生している電動ポンプも壊れやすい部位です。
排気管の近くなので温度が上がりやすく、なおかつ冷却ファンが詰まり風量が不足して、
電動油圧ポンプ自体もあまり強くないようで、対策品に替わっているそうです。
ポンプ&冷却ファン&パワステフルードなど部品代だけで16万円ほどかかります。
重要な場所なのですが、リコールやサービスキャンペーンの対象にはなかったです。
②フロントコントロールブッシュのガタ。
(フロントサスペンションロワアーム付け根後ろ側のゴムブッシュ)
ギヤボックスやタイロッドにもガタが発生しやすいです。
後ろから見ると… ひび割れが!
本来は交換が原則ですが、なかなか大変な部位で予算的に見送りとなりました。
あくまでも、応急処置として充填剤で補強。 音・振動的視点では邪道です。
③エンジンヘッドカバーパッキンオイル漏れ
エンジンの上蓋部分のゴムパッキンが硬化してオイルが漏れます。
ヘッドカバーパッキン&プラグホールガスケット&
固定ボルト(シールワッシャ付)のセット交換がオススメです。
④クランクフロントシールオイル漏れ (洗ったので見づらいです)
外しにくい クランクプーリ のダンパーゴム部分も弱いで~す。
ちらっと見えたベルトの解れ。外してみると!
⑤ラジエターキャップも劣化します。(冷却水量減少)
⑥その他いろいろ消耗箇所など…
エンジンマウントやサスペンションアッパーマウントの劣化
ブレーキパッド&ローター摩耗(同時交換がオススメです。)
スパークプラグ:消耗します。
オイルフィルター劣化:材質のせいなのか?簡単には取れません。
電気系統イロイロ。コンピューター診断をすると…
かなりの確率で故障履歴などがあります。
とりあえず、リセットして再診断で様子見です。
書いていて疲れてくるほど、イロイロあるのが外車。
でも、独特な雰囲気や乗り味は日本車には真似できない魅力があります。
何もいっぺんにすべてをリフレッシュする必要はありません。
優先順位を考えながら、クルマの様子を感じながら・・・
少しづつ、メンテナンスしてあげると愛着も増すのではないでしょうか。
なかなか時間が取れないと記事が書けなかったりするので、
気軽にアップできる facebook の活用も考えてゆきたいです。