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外車は壊れる?! BMWミニ

2015/06/07

忙しい時期のお客様のご来店、同じ車種の入庫、事故車両の入庫、バッテリー交換~

不思議なもので~ このようなことって 重なります。


仕事や保険試験やその他の役職など… いろいろと重なり忙しかった5月が終わり、

6月に入ってようやく時間が出来ました(逆にひまとも…) 超 久しぶりにブログの更新です。


エスティマHVの車検も連続しましたが、印象的だったのはBMWミニの連続入庫。

以前、同じ日にクーパーSが3台連続で来社(全くの偶然)して驚いたことがありますが、

今回の2台は殆ど同じ故障&劣化だったのがすごく印象的でした。


BMW MINI.  クラッシックミニを現代に蘇らせたBMW初のFF(前輪駆動車)です。

現在のモデルはBMWミニの3代目。キープコンセプトなので、イメージは似ています。

とはいえ、初代BMWミニの発売時期は2001-2006年。 そろそろ故障や劣化が出てくる年頃です。



せっかくなので、ミニのウイークポイントを…

①電動油圧パワーステアリング?!オイル漏れ。 誤字ではありませんよ~。

日本車のような電動パワステでもなければ、昔ながらの油圧パワステでもありません。

電動ポンプで油圧を発生させて油圧でアシストするパワーステアリングです。

操舵フィーリングにこだわったのか、エネルギー効率を考えたのでしょうか。

3本の油圧配管(ホース)が使われていますが、3本とも漏れます。 

排気系の熱が影響しているのでしょうか。

部品代もなかなか。2015年5月で、ざっと、1+3+5万円位です。


ちなみに、油圧を発生している電動ポンプも壊れやすい部位です。

排気管の近くなので温度が上がりやすく、なおかつ冷却ファンが詰まり風量が不足して、

電動油圧ポンプ自体もあまり強くないようで、対策品に替わっているそうです。

ポンプ&冷却ファン&パワステフルードなど部品代だけで16万円ほどかかります。

重要な場所なのですが、リコールやサービスキャンペーンの対象にはなかったです。


②フロントコントロールブッシュのガタ。

(フロントサスペンションロワアーム付け根後ろ側のゴムブッシュ)

ギヤボックスやタイロッドにもガタが発生しやすいです。

後ろから見ると… ひび割れが!

本来は交換が原則ですが、なかなか大変な部位で予算的に見送りとなりました。

あくまでも、応急処置として充填剤で補強。 音・振動的視点では邪道です。

③エンジンヘッドカバーパッキンオイル漏れ

エンジンの上蓋部分のゴムパッキンが硬化してオイルが漏れます。

ヘッドカバーパッキン&プラグホールガスケット&

固定ボルト(シールワッシャ付)のセット交換がオススメです。

④クランクフロントシールオイル漏れ (洗ったので見づらいです)

外しにくい クランクプーリ のダンパーゴム部分も弱いで~す。

ちらっと見えたベルトの解れ。外してみると!

⑤ラジエターキャップも劣化します。(冷却水量減少)

⑥その他いろいろ消耗箇所など…

エンジンマウントやサスペンションアッパーマウントの劣化

ブレーキパッド&ローター摩耗(同時交換がオススメです。)

スパークプラグ:消耗します。

オイルフィルター劣化:材質のせいなのか?簡単には取れません。

電気系統イロイロ。コンピューター診断をすると… 

かなりの確率で故障履歴などがあります。

とりあえず、リセットして再診断で様子見です。


書いていて疲れてくるほど、イロイロあるのが外車。

でも、独特な雰囲気や乗り味は日本車には真似できない魅力があります。


何もいっぺんにすべてをリフレッシュする必要はありません。

優先順位を考えながら、クルマの様子を感じながら・・・

少しづつ、メンテナンスしてあげると愛着も増すのではないでしょうか。


なかなか時間が取れないと記事が書けなかったりするので、

気軽にアップできる facebook の活用も考えてゆきたいです。


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