今日11月1日は「十三夜」。 空高く名月が輝いています。
本業は整備士ですが… 実は星を見ることが趣味の自分は
「星のソムリエ」(星空案内人)でもあります。
ということで、星の豆知識をご紹介させて下さい。
太陰太陽暦(旧暦)での9月13日の月を「十三夜(じゅうさんや)」と呼び、
中秋の名月(十五夜)と並ぶ名月として古くからお月見が行われてきました。
「後の月」とも呼ばれる十三夜ですが、昔から十五夜か十三夜のどちらかの月だけをみることは
「片見月」と言われ、不吉なこと、縁起が悪いと言い伝えられています。
高貴な身分の人たちから始まった十五夜のお月見の宴と、農民たちの稲刈りが無事に終わり
秋の実りに感謝する収穫祭、その両方を大切にする気持ちの表れかもしれませんね。
また、この時期に収穫できる栗や豆をお供えすることから、
「栗名月」や「豆名月」とも呼ばれています。
十五夜は中国発祥の行事ですが、十三夜は平安時代に日本で始まったとされています。
「満月ではなく、満月まであと少しだけ欠けて見える月が美しい」
未完のものに美しさを感じるのは、日本ならではの感性かもしれません。
沖縄三線の民謡に「月の美しゃ節」という唄があります。
今日にピッタリな曲を紹介させて下さい。
月に美しゃ 十日三日 美童美しゃ 十七つ ほーいちょーが
東から上りおる 大月ぬ夜 沖縄ん八重山ん 照ぃらしょうり ほーいちょーが
あんだぎなーぬ 月ぬ夜 我がげら 遊びょうら ほーいちょーが
・・・
口語訳すれば、
月が美しいのは十三夜 娘が美しいのは十七歳
東から上がっておいでになる満月の夜 沖縄本島も八重山もお照らしください
あれほど(美しい)月の夜 我々皆遊びましょう
・・・
いい唄ですね♪
話は替わりますが・・・
今日、ポリマー加工(お得意様限定メニュー)を完了ししっとりと仕上がった
メルセデスベンツCLA160のボディの曲面を眺めながら、考えていました。
月の美しいのは 十三夜ですが、 車の美しいのは? なんだろう? と。
セダンは完成された美しさがあり勿論美しいけれど、
クーペは格好に振っていることで、室内は狭小で物足りない。
何だか十三夜みたいですよね!(笑)