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入庫車いろいろ③ BNR32コンディションチェック

師走も始まりましたが、寒暖差の激しい今日この頃。

体調を崩さぬよう体調管理には十分に気を付けたいですね!

今回はクルマの体調管理?! 健康診断に関しての話。


先日、「気になる入庫車が3台…」と書きましたが、

その後にもブログで紹介したい車がいろいろ。

そうは言っても、まずは時系列で出来ることを順番に! 

その③を紹介してゆきます。


そのクルマは・・・ 故障修理で入庫の ”BNR32スカイラインGT-R”。

このクルマを実例として第2世代GT-Rの弱い箇所を見てゆこうと思います。

 

オーナーの女性は昔にBNR32スカイラインGT-Rに乗っていてやむを得ず手放したものの、

いま一度Rに乗りたい!と距離は走っているもののしっかりと手入れされていて程度が良さそうな

中古車を手に入れ、今年の夏にはなんと! 北海道までドライブに出かけたとのこと。


今回、峠道を走った時に聞こえた足回りの異音が気になる…ということで

ネット経由で当店を見つけ茨城県よりご来店頂きました。


自分が留守の時にお越しいただいたのですが、メカニックのT君がおクルマを拝見しました。

ボンネットを開けてまず発見したのは… ラジエターの水漏れ。

純正が製造廃止されているので大手メーカー製の社外新品を使用して修理させて頂きました。

(GT-Rに限らず、樹脂製アッパータンクのアルミラジエターは樹脂部分が劣化しひび割れたり、

アルミコアとの接合部パッキン劣化による水漏れが発生します。ラジエターは消耗品です?! )

 

  

そして足回りのガタで左ステアリングタイロッド&タイロッドエンド。

(双方のボールジョイントに明らかなガタが発生しています。)

 

お預かりした際に、ふたり掛かりでクルマを揺すって見つけた右アッパーアーム異音交換、

(写真がすぐには見つかりませんでした)

ラジエターファン(ひび割れ)、ラジエターサポートブッシュ(劣化)の交換も行いました。

 


修理を進めながらぐるっと一周、クルマのチェックを進めるといろいろ劣化個所が見つかります。

四半世紀もの歴史を走り抜けてきたクルマですので、傷んでいるのは当たり前ですが…

全てを修理するともの凄い額になるのは自ら体験済。(笑) 

全体の様子を見た上で安全を確保し、優先順位を考えた整備箇所をオススメさせて頂きました。

以下に今回見つかった劣化箇所を紹介します。

 

左:リヤハイキャスコントロールロッド(ボールジョイント部分ガタ)

右:上記部分に繋がるリヤナックルのボールジョイント(ダストブーツ破れ、

ここだけ修理の場合は特殊工具を使用し単独交換します。)

  

リヤサブフレーム(メンバー)のボディ取付け部ブッシュ。

純正部品の単品での供給は無いのでメンバーASSY交換、若しくはニスモブッシュへの打替え。

アフターパーツで間に挟み込むスペーサーがありますが、本来のブッシュの効果が無くなり

ボディに無理が掛かるのであまりオススメしません。

 

左:リヤロワアームエンドボールブーツひび割れ

右:フロントのステアリングタイロッドエンドボールのダストブーツひび割れ

アーム丸ごと交換の場合と、ブーツ単体交換の場合があります。

 

左:別のクルマでは、フロント周りのブーツ劣化やボールジョイント&ブッシュガタも!

右:ABSセンサーの配線保護ゴム部分がひび割れています。

  

左:エンジンオイルパン・オイル漏れ

右:ステアリングラックのオイル漏れ

  

左:フロントデフ・上側にオイルフィルターがあるので交換時に油まみれになっています。

右:フロントデフインプットシールが怪しい訳ではなく、左と同様にオイルフィルターから。

フロントプロペラシャフトのジョイントのガタも要チェックです。

  

左:ウォーターポンプから冷却水が微かに滲んでいます。

右:エンジンヘッドカバーパッキンからオイルが滲んでいます。

 

左:リヤワイパー付け根部分錆

右:トランク内部の錆

(こちらは後日レンタルガレージでDIY修理に挑戦なさいました。

ベルトサンダー&ワイヤブラシ&ペーパーやすり&ハンドブラストを駆使して

錆を除いた後に亜鉛メッキ塗料で下地塗装を行いました)

 

BNR32ボディの弱点、リヤフェンダー内部の錆。

溜まった埃が湿気を呼び錆がボディを蝕みます。 早めに確認を!

反対側は錆がボディ外板迄貫通していました。

修理としてはベルトサンダー等を駆使し錆を完全に除去、空いた穴は溶接や鉄板張替え等で

埋め戻し、錆の変成剤、亜鉛メッキ下地塗料、そして塗装となります。


ざっと、紹介した劣化箇所。いろいろ。

このクルマは比較的メンテナンスされている方で、定番個所は既に修理されています。


こんなに手が掛かるクルマなのか! と驚く方もいるかもしれませんが、そうなんです。(笑)

しかしながら、この時代のクルマには現代のクルマには無い味わいがあり、運転もとても楽しいです。

こんな楽しい宝物を末永く維持してゆく為に、まずはクルマの健康診断(現状確認&把握)をオススメします。

その上で、予算や優先順位、自分が求める理想のRをイメージ&計画し、時にはDIYで自分の手を汚しながら

一歩づつ一緒に歩んでゆく… そんな楽しいカーライフを太洋自動車は応援します~!!



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