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最近のクルマの故障診断を考える

2015/07/08

 今日も午後から雨模様。長らく晴れ間から遠ざかることで、

人々の気分も湿りがち。みなさん、健康にも気を付けてくださいね


さて… 今日の午後、自分は千葉日産の技術講習会に行ってきました。

同様の技術講習会は整備振興会でも行われますが、日産での講習は少人数で、

より深い内容で、実車を使っての実習もあり、ためになります。

(付き合いもありますが…)ということで、自分は日産での受講です。

 


今日の実習車は… 

①ニッサン ノート オーテック Ver.の 

副変速器付CVTトランスミッションの機構や回路、故障探究

②ニッサン エクストレイル ハイブリッド の

ハイブリッド機構など

 

現代の自動車の電子制御は今に始まったことではありませんが、

日々、進化&深化していることをヒシヒシと感じます。

回路図を辿って、テスターで測って…と いうだけでは直りません。

診断コンピューターでモニターしながら、現象を把握し、各部を検証する。

もはや、スタンドやカー用品店で手におえるレベルではありません。

 

実際の診断では、技術解説情報を参考に探求をして行くわけですが、

最近の技術解説情報はフローチャート形式に沿って点検・探究して

ゆくものが主流となり、全体の回路や制御等を把握したうえで、

自ら頭を使って考えることが少なくなっている?! 気がします。

はっきり言って、技術の空洞化が心配です。


クルマの整備技術、その知識や経験の基礎からの積み重ねのうえに、

最新の道具や情報を使いこなすことが重要ではないでしょうか。


昨今、私たちが病院に行った際に、医者の先生が患者さんを見ないで

コンピューター画面ばかりを見ている?!といわれます。

人を見ずして、病を見る?! 人を見ずして画面を見る?!

そんなことにならないように・・・


自分自身、頭の空洞化に気を付けて日々精進してゆきたいと思います(笑)。


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